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南北アメリカ地域 教員一覧

源馬 英人(ゲンマ ヒデヒト)

英語表記Hidehito GEMMA
職名教授
主な担当科目グローバル地域文化論、
南北アメリカの課題2(アメリカとグローバリゼーション)、
英語関連科目
所属コース名アメリカコース
研究者情報研究者データベース「研究者情報」(オリジナルサイト)
源馬 英人

学生へのメッセージ

 大学とは、皆さんが自覚的に持っている能力をさらに伸ばす場所であると同時に、皆さんが自分でも気づかずに持っていた(あるいは育んできた)さまざまな能力を自ら発見し、磨くための場所でもあります。人間とは多面的・重層的な生き物であり、各人が己について把握しているのは、その複雑な全体像のうちの一部でしかありません。まだ知らなかった己の姿や性格を自分自身で探り当て、喜びや衝撃を感じつつ自分自身の間口を少しずつ拡げていくこと、それが大学生活です。その意味では、大学とは、いろいろ迷いながら自分の可能性を試し、足場を拡げていく場所だと言ってもよいでしょう。4年間のカリキュラム、自主的に参加する各種プログラム、サークル活動等から成るキャンパス・ライフには、新たな自己発見や自己開発の機会が豊かに織り込まれています。ビリー・ジョエルは「ストレンジャー」という作品の中で、誰でも自分の中に「見知らぬ人間」を持っていると歌っています。この歌はラヴソングなので、「見知らぬ人間」の意味は文脈によって限定されていますが、ジョエルの指摘は、実はすべての人にすべての文脈で当てはまる真実です。皆さんもぜひ、自分の中のさまざまなストレンジャーを発見し、彼らを我がものとすることによって、しなやかに「面の皮の厚い」人間になってください。グローバリゼーションが進行する今の世界の中で、これはけっこう役に立つ生き方だと思われます。

プロフィール(経歴、趣味、等)

 自然と犬が大好きで、妻と、今は4代目となるシェパード犬とともに、水と緑が豊かな大津市に暮らしています。犬とは幼少期以来50年以上の長い付き合いです。彼らが人間に寄せる信頼と愛情は汚れなく絶対的であり、異種生物同士の間に結ばれるこの奇跡のような絆には、いつも感動を覚えます。趣味は釣りとハーモニカ。両方とも心をリフレッシュする趣味として、ぜひ皆さんにもお勧めします。釣りでは細い糸を通して水の世界とつながる感覚や、釣り上げた生命を我が手で受ける厳かな感動にいつも癒されます。一方、ハーモニカは、悲しいようでいて実は素朴で明るい、不思議な音色の楽器です。どこにでも携行できる手軽さに加えて、日本人の心に不思議なほど深く染み入るその音には、理屈抜きの魅力があり、吹いていると元気が湧いてきます。身の回りのこうした様々な喜びを常にみずみずしく感じながら生きること ―― これが私の毎日の目標です。

研究内容

 私の研究対象は、アメリカ合衆国の消費文化と大衆音楽です。産業革命から2度の世界大戦を経てアメリカの産業と経済は爆発的成長を遂げ、そこから大量生産・大量消費に基づく消費文化が形成されました。膨大な規模で生産される製品を売るために、計画的に市場(需要)をつくり出し、消費者を生みだすという、完璧なまでに制度化された消費のシステムの中で暮らす現代人は、己のアイデンティティや幸福もまた消費を通して獲得しようとします。消費者にとって商品は単なる生活物資の次元を超え、重要な社会的表象として機能しているのです。大衆音楽もまた、消費文化と切り離して考えることはできません。世界各地からの移住者が独自の音楽要素を持ち込むことで、アメリカ国内には様々な「民族」的大衆音楽が形成されました。これらは19世紀末から急成長した音楽産業の影響下で融合や相互作用を繰り返し、一方では各々の「民族」的アイデンティティを部分的に維持しつつ、同時にまた、その時代の「アメリカの音」として全国的に消費され、国民の文化に大きな影響を与えてきたのです。大衆音楽を含め、こうした消費文化のメカニズムを尺度にアメリカの文化的ダイナミズムを解剖すること、それが私の研究です。


主要業績
  • 『地域研究への扉――グローバルな視点から考える――』(共著)
    (同志社大学グローバル地域文化学部編、晃洋書房、2013年)
  • 「ポピュラックス期(1954-64)のアメリカ製自動車とその広告」
    (同志社大学言語文化学会『言語文化』第6巻第2号、2003年)
  • 「情報衣裳としての広告」
    (日本コミュニケーション学会『ヒューマン・コミュニケーション研究』第28号、2000年)