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アジア・太平洋地域 教員一覧

竹内 理樺(タケウチ リカ)

英語表記Rika TAKEUCHI
職名准教授
主な担当科目グローバル地域文化発展セミナーⅠ、Ⅱ、
グローバル地域文化専門セミナーⅠ、Ⅱ、
卒業論文、海外インターンシップ(中国語)、
アジア・太平洋地域文化形成論1(中国文化の形成)、
アジア・太平洋の課題6(アジアにおける移民問題)、
中国語関連科目
所属コース名アジア・太平洋コース
研究者情報研究者データベース「研究者情報」(オリジナルサイト)
竹内 理樺

学生へのメッセージ

 日本と中国はしばしば「一衣帯水」という言葉で表現されるように、長い歴史の中、言語、文化、社会などの面で相互に影響を与え合いながら、緊密な関係を築いてきました。しかし、近年では政治的な対立や社会的な問題点ばかりがクローズアップされ、メディアにおいても、人々の反発心をあおるような一面的な報道ばかりが目立つように思います。私はみなさんに、ぜひ語学力を磨いて、これらの報道内容が正しいのかどうか、自分の目で確かめてほしいと思います。中国と日本の関係に限らず、いま世界でどのような現象がおこっているのか、それをどう判断すればいいのか、私たちと一緒に考えていきませんか?
 大学時代の4年間は、知識を蓄え、柔軟で多面的な視野と的確な判断力をつちかうための貴重な時間です。ぜひ国内・国外を問わずさまざまな場に出かけ、多様な経験を積み、できるだけ多くの人と出会い、世代や環境、国籍の違う人たちがどのような価値観をもち、どのような考え方をするのかを知って下さい。また、大学時代に精一杯何かに打ち込むことで、ぜひ「これだけは誰にも負けない!」という自信をつけてほしいと思います。それは、きっとみなさんの生涯の糧となるでしょう。まだ打ち込めるものが見つかっていなければ、さまざまな経験の中からそれを探す過程にも必ず意味があります。試行錯誤の中から自分自身の道をみつけ、輝かしい未来への第一歩を踏み出してください。

プロフィール(経歴、趣味、等)

 私は中国の福建省にルーツを持つ、在日華僑4世です。現在は日本国籍ですが、成人するまでは中国籍でした。中国の清朝末期に曾祖父が明治時代の神戸にはじめて来日し、中国と日本を往復して貿易の仕事を行っているうちに、家族で日本に定住することになったそうです。私自身は神戸で生まれ育ち、神戸にある華僑の子女のための教育機関、神戸中華同文学校で小・中学校の9年間を過ごしました。神戸中華同文学校はいわゆる「中華学校」で、教育はすべて中国語で行われ、日本の小・中学校と同様のカリキュラムのほか、中国の歴史や地理、文化についても学びました。中学時代は高校受験のため、日本の中学校と同じ教科書を使って数学や英語、国語、理科、社会などの教科を学びましたが、授業はすべて中国語で行われ、いま考えれば、とても柔軟性があったのだと思います。両親も日本生まれの日本育ちで、家庭の中では主に日本語を使っていたため、私にとって母国語は中国語、母語は日本語です。以前は、日本にいれば日本人ではなく、中国に行けば中国人ではないような感覚がありましたが、いまは「中国人でもあり日本人でもある」独特のアイデンティティを持っているような気がしています。

研究内容

 中華人民共和国建国前後に、中国共産党を中心とする民族統一戦線に参加し、新国家の建設に貢献した民主諸党派について研究しています。特にこれまでは、民主諸党派の指導者の一人である何香凝という女性を中心に考察し、ともに孫文の革命を補佐していた夫を亡くした後の彼女の中国革命と新国家建設に対する貢献、共産党員となった息子との関わり、女性として、寡婦としての彼女のジェンダー的役割や、彼女が晩年に創設者の一人となった中国国民党革命委員会の組織としての特徴や共産党との関係など、さまざまな角度からアプローチを試みています。また、中国・台湾におけるジェンダーの問題にも取り組んでいます。

主要業績
  • 「中国国民党革命委員会の研究―何香凝の活動と思想的変遷を通じて―」(2003年 博士学位論文)
  • 「何香凝―家と政治に生きた女性指導者」
    (関西中国女性史研究会編『ジェンダーからみた中国の家と女』2004年 東方書店)
  • 「謝雪紅と台湾民主自治同盟―中台関係と評価の変遷―」(『言語文化』第13巻・第4号 2011年)
  • 「何香凝の芸術活動―1930年代における美術を通じた抗日救国運動を中心に」
    (『言語文化』第15巻・第4号 2013年)