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ヨーロッパ地域 教員一覧

圓月 優子(エンゲツ ユウコ)

英語表記Yuko ENGETSU
職名教授
主な担当科目ヨーロッパ地域文化形成特論1(イギリス文化の形成)
英語関連科目
所属コース名アジア・太平洋コース
(アジア・太平洋コース所属ですが、ヨーロッパ地域を対象とした授業を担当します。)
研究者情報研究者データベース「研究者情報」(オリジナルサイト)
圓月 優子

学生へのメッセージ

 グローバル地域文化学部で何を学ぶか――それは、どのような事象であれ時空間の広がりのなかに位置づけ、他の事象との関連性をみながら多角的・複合的に理解しようとする意志ではないかと思います。
 たとえばシェイクスピアを、シャーロック・ホームズを、ビートルズを生んだイギリスとは、どのような国なのでしょうか。ヨーロッパの端の端に位置する弱小国イギリスは、18−19世紀に繁栄を極めるにいたります。しかしその背後には、もともと四つの王国から創られたがための微妙な不協和音、他のヨーロッパ諸国からの独特の距離感、大英帝国としての拡大がもたらすアイデンティティ・クライシスなど、屈折した影の部分があるのも見落とせません。社会の問題がどのような形で文化に反映しているかを検証することも、非常に興味深いことです。
 さまざまな専門科目による「研究」と並行して、外国語の「学習」も手堅く進めてください。後者は、単に語学力を身につけるというだけでなく、地道な努力を重ねる能力を養います。TOEIC800点を目指そう!というのも悪くはありませんが、文化・社会の成り立ちを支える重要な要素としての言語を学ぶのだという高い志を持って欲しいと思います。

プロフィール(経歴、趣味、等)

 本学の文学部英文学科でイギリスの20世紀小説を代表する作家ジェイムズ・ジョイスを研究しました。修士課程修了後は他に選択肢がなかったため、気乗りしないままに公立高校に勤務することになります。ところが意外なことに高校生相手の英語教育には多くの発見があり、毎日ワクワク、とても充実した経験になりました。
 1年間勤めた後、アメリカのヴァージニア大学大学院に留学しました。イギリス20世紀小説の研究を続けるにしても、古い時代の小説からたどり直さねばと思い、古臭くて退屈そうな18世紀小説に修行のつもりで取り組みました。ところが意外なことに18世紀小説の豊かな躍動感にすっかり魅了されることとなり、以来、ヘンリー・フィールディングを中心に18世紀の文学を社会との関わりのなかで研究しています。
 「ところが意外なことに」がキーワードの人生です。

主要業績
  • 「村上春樹の翻訳観とその実践――「文学四重奏団」から「レーダーホーゼン」へ――」『言語文化』第12巻第4号(同志社大学言語文化学会)pp.590-617
  • 「人の世は仮面舞踏会か演劇か――フィールディングの興行師ハイデッガー批判――」『十八世紀イギリス文学研究 第4号』(2010年5月、日本ジョンソン協会、開拓社)
  • 「フィールディングの『ジョナサン・ワイルド』再考――「偉大さ」は逆説を超えて」『未分化の母体――十八世紀英文学論集』(2007年8月、英宝社)