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ヨーロッパ地域 教員一覧

稲本 健二(イナモト ケンジ)

英語表記Kenji INAMOTO
職名教授
主な担当科目ヨーロッパ地域文化形成特論2(スペイン文化の形成)、
ヨーロッパ地域文化特論2(スペインの地域文化)、スペイン語関連科目
所属コース名アメリカコース
(アメリカコース所属ですが、ヨーロッパ地域を対象とした授業を担当します。)
研究者情報研究者データベース「研究者情報」(オリジナルサイト)

学生へのメッセージ

 外国に憧れを持つことは青春の特権と言いうるかも知れません。憧れの地を初めて踏んだときの感慨は一生忘れることができないでしょう。そして日本へ帰国してからも海外での滞在経験が様々に役立つことになると思います。しかし、よく見かけるのは、自分が知っている国のことを礼賛して、日本と比べては日本のことを悪く言う人がいることです。はたして憧れの地はすべての意味で楽園のような場所だったのでしょうか。そしてそれほど日本という祖国はすべての意味で酷い国なのでしょうか。どちらも真実とは違うと思います。ゼロか百かというような極端な価値判断をせずに、どの国にも、どのような文化にも、良いところと悪いところがあるというバランスのとれた認識を心がけて欲しいのです。憧れと偏見は紙一重です。偏見は是正すべきだと思いつく人はいても、憧れを危険視する人は少ないのではないでしょうか。それだけに健全な憧れをもつことは難しいのです。グローバルという視点はまさにこの健全な批判精神を養うことを意味します。同じ物差しを持って測ってみること。これが一番大切なことです。そうすればこれまでと違った世界が見えてくることでしょう。その新しい世界との素敵な出会いを皆さんが持てるように期待しています。

プロフィール(経歴、趣味、等)

 大阪外国語大学(現大阪大学外国語学部)大学院修士課程修了。マドリード・コンプルテンセ大学およびアルカラ・デ・エナーレス大学で在外研究。主に休暇を利用して1年の内で2ヶ月はマドリードで暮らす生活を始めて20年になる。スペイン渡航歴は100回を超える。マドリード滞在中は基本的にスペイン国立図書館の古文書セクションで古典作家たちの手書き原稿の解読に勤しむ。日本イスパニヤ学会会員(2006年から2010年までは理事、同時に2009年から2010年までは学会誌編集委員長)、国際セルバンテス研究者協会会員(2012年6月からは理事)、国際黄金世紀学会会員。毎年、国際学会で研究発表して世界を飛び回っている。元NHKラジオ・スペイン語講座およびテレビ・スペイン語会話担当講師。趣味は文房具収集で、将棋は4段の腕前。

研究内容

 16・17世紀のスペイン古典文学を文献学的・書誌学的に研究しているので、一次資料となる手稿を読み解く作業が中心となる。また同時に当時の刊本テキストの校訂にも力を入れている。取り上げている作家は『ドン・キホーテ』の作者として名高いミゲル・デ・セルバンテス(1547-1616)やスペイン国民演劇の創始者たるロペ・デ・ベガ(1562-1635)等。尚、最近ではスペイン現代文学の翻訳紹介にも努めている。

主要業績
  • 共訳:牛島信明編『スペイン黄金世紀演劇集』(名古屋大学出版会、2003年)
  • 翻訳:フアン・マルセー『ロリータ・クラブでラヴソング』(現代企画室、2012年)
  • 翻訳:アントニオ・ガモネダ『ガモネダ詩集(アンソロジー)』(現代企画室、2013年)