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アメリカコース 教員

David TARANCO(ダビド タランコ)

職名 助教
研究者情報 研究者データベース

学生へのメッセージ

 スペイン語を学ぶことにより、広い地域の文化と接する機会が生まれることと思います。大学で勉強することや自分の興味と関連するものもあれば、まったく違う新たな発見もあるでしょう。まだ知らないものに触れることで視野が広がり、人生はさらに豊かで楽しいものとなるはずです。
 また、現在のグローバル社会では、様々な場面で外国語が必要とされています。外国語=英語という考えが主流でしたが、徐々にスペイン語も、単に地理的範囲だけではなく、文化・貿易・外交などで幅広く評価されてきています。
 スペイン語を学びながら、良い出会いがありますことを期待します。

プロフィール(経歴、趣味、等)

 大学の専攻は翻訳と通訳でした。スペイン語・英語・フランス語という言語組み合わせを選択し、それに加えてチェコ語とヘブライ語も勉強しましたので、外国語を学ぶことが好きと言えるでしょう。学士と修士を取得した後、博士課程では紀行文について研究しました。私自身旅することが好きですし、また旅人がどのように異文化を描くかにとても興味があります。
 趣味は、アート、歴史、スポーツなど色々あります。もちろんサッカーも好きです。サッカーですが、マドリード出身なので、誤解されないように「アトレティコのファンです」と先に言っておいた方がいいかもしれません!

研究内容

 研究は主に「紀行文」と「日本の現代詩」という二つのテーマを持っています。紀行文に関しては、日本の開国後初めて外国人によって書かれた日本を紹介する書籍と、開国直後、昭和初期にスペインに渡った日本人の日記を調べています。両者を比較することで、普段見えてこない世界が目の前に現れて、とても面白い研究です。
 また、大学時代から詩に惹かれ、自分でも詩を書いています。これまでに詩集を3冊スペインで出版しました。日本の詩人の中に強く惹かれる人が何人かいますが、その中で谷川俊太郎と中原中也についてより深く研究し、二人の詩をスペイン語に訳して出版しました。
 他には、スペイン語の教材の作成にも携わっています。

主要業績

  • Nakajima Satoko (中島聡子), Satō Sachi (佐藤佐知), David Taranco. ニュースで学ぶ中級スペイン語-La noticia de hoy (改訂版). Tokio: Sanshūsha (三修社), 2022.
  • Taranco, David. “Blasco Ibáñez en Japón: la satisfacción de un deseo infantil”. Prometeo: revista de la Casa-Museo Blasco Ibáñez núm. 2 (2021): pp. 53-66.
  • Taranco, David (selección de poemas de Nakahara Chūya, traducción y estudio previo). Abrazado a las estrellas. Gijón: Satori Ediciones, 2021. (中原中也の詩のアンソロジー、翻訳、詩の選定、序文の執筆、全181頁)
  • Taranco, David (traducción y estudio previo). minimal (Tanikawa Shuntarō, 2002). Madrid: Visor Libros, 2019. (翻訳、序文の執筆、全87頁)
  • Taranco, David. “Heteroglosia y dialogismo en la poesía de Shuntarō Tanikawa”. Tropelías. Revista de Teoría de la Literatura y Literatura Comparada de la Universidad de Zaragoza núm. 31 (2019): pp. 414-425.
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