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ヨーロッパコース 教員

NECHAEVA Angelina(ネチャエワ アンゲリナ)

ネチャエワ先生顔写真
英語表記 NECHAEVA Angelina
職名 助教
研究者情報 研究者データベース

学生へのメッセージ

親愛なる皆さん、同志社大学への入学・学習おめでとうございます!

学生時代は人生において幸せな時期の一つです。なぜなら、多面的に勉強ができること、新しい仲間を作れること、様々な学問分野において知識ある人々と出会えること、自分のコミュニケーションスキルを磨けることなど、多面的に自分を上達させることができる環境にいるからです。社会人になる前に幅広い知識や経験を得ることができるよう、大学はあなたを歓迎しています。
大学で勉強したことはあなたの貴重な財産となって、将来あなた自身とあなたが関わる社会のために役立ちます。同志社大学での学習を基盤にして夢を目標に変えて是非実現してください。私はあなたを応援しています。

私は本が大好きです。昔から長い時間を図書館で過ごしてきました。今でも鞄には必ず本が入っています。本は情報の宝箱です。現代は有用な情報を手に入れた人が勝つと言われています。
ロシア語学習の世界は巨大な図書館のようなものです。図書館では様々な学習目的と学習レベルのセクション・本棚があり、多くの本棚に並んでいる書籍の中から必要な本を選んで、読んで学ぶことができます。ロシア語学習はこれと似ています。数多くのロシア語学習コースの中から学びたいコースを選択することができるのです。
ロシア語とロシア文化の授業へようこそ!

プロフィール(経歴、趣味、等)

私の故郷はシベリア、バイカル湖のあるイルクーツク州です。趣味は最近習い始めたピアノです。
曾祖母はシベリアにいた日本人を看護しており、日本人の生活文化についていつも話をしてくれました。また、漁船で日本に通っていた親戚は、出会った日本人について感動的に話してくれました。
その結果、大学は東洋学部日本学科に入学し、卒業後は日本情報センター、旅行会社に勤め、日本へ留学し、日本で働くことになりました。日本と日本人に親しみを昔から感じていたからです。私の夢が実現しました。目標達成!
あなたの夢はいかがですか。

研究内容

在外ロシア文化の世界を研究しています。特に、満州・満洲国における「ロシアの世界」を代表していた亡命者たちの生活や事情に関心を持っています。
多民族国家であった満洲国は多言語国家でもありました。そこでの亡命ロシア人たちの存在を考えると、満洲国では東洋文化と西洋文化が交錯していたと言えます。多母語の存在する多民族の間で民族協和を実現することができたのか、そしてその過程の中でロシア文化・ロシア語・ロシアのアイデンティティーをいかに保持できたのかを、ロシア式の教育システムとロシア語での教育を中心に研究しています。多民族国家で共存共栄する社会を形成するためには私たちは歴史から何を学ぶことができるのか、これが私の研究の中心テーマです。

主要業績

  • 「在満白系ロシア人小・中学校への『新学制』導入問題」『満洲の中のロシア人』成文社 生田美智子編 共著、2012年、pp.177-203。
  • 「満洲国建国大学における『白系ロシア人』学生:前編-入学過程を巡って-」『ハルビン・ウラジオストクを語る会:セーヴェル』誌、第33号、2017年、pp.26-40。
  • 「満洲国における白系ロシア人の位置づけ:東洋人と西洋人の共存共栄・民族協和社会の事態」『岡山大学経済学会雑誌』49巻3号、2018年、pp.79-108。

※上記の業績は本人の旧姓名「ドミートリエヴァ・エレーナ」で発表しています。

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