アジア・太平洋地域 教員一覧

石野 未架(イシノ ミカ)

石野未架先生
英語表記Mika ISHINO
職名助教
主な担当科目英語関連科目
所属コース名アジア・太平洋コース
研究者情報

学生へのメッセージ

グローバル地域文化学部の教員といえば,海外生活が長かったり海外にルーツがあったりして,海外の文化に精通している人物を思い浮かべるのではないでしょうか. 実際,本学部にはそのような先生方がたくさんいらっしゃいます.
私はというと,大学3年生になるまで海外留学には興味がなく,飛行機が怖いという理由で海外旅行にも行ったことがありませんでした.ところが,大学3年生の冬にダブルダッチの日本代表チームの一員として,ニューヨークに行かなければならなくなりました.ちなみに,ダブルダッチとは2本のロープを使って跳ぶなわとびのことです.私がやっていたのは,音楽にあわせて縄の中で踊ったりアクロバティックな動きをしたりするパフォーマンスとしてのダブルダッチでした.そんなダブルダッチの世界大会が毎年ニューヨークのアポロシアターで行われるのですが,大会出場のためのニューヨーク滞在が私の人生で初めての海外経験となりました。そしてこの経験が人生のターニングポイントになりました.世界大会でパフォーマンスをしたことよりも,日本語以外の会話が耳に入ってくる非日常感や,馴染みのない食べ物の香りや街の景色にドキドキ・ワクワクしたのです.大学ではろくに授業に行かず外国語科目の単位も落としていたような私ですが,この時のドキドキ・ワクワクがなければ,後に言語と文化の研究を志すことはなかったでしょう.
本学部に興味を持ったみなさんは,きっとすでに何らかのきっかけで海外の文化に関心をもっているのだと思います.私はそのようなみなさんを心から羨ましいと思います.グローバル地域文化学部には,みなさんの関心を追求してドキドキ・ワクワクする機会にあふれています.みなさんの興味や関心を大切にしながら,ぜひ多くのドキドキ・ワクワクを経験してください.

プロフィール(経歴、趣味、等)

京都府出身.大学卒業後は1年間ワーキングホリデービザでカナダのトロントに住んでいました.帰国後は広告代理店で営業をしていましたが,英語を学び教える仕事がしたいと思うようになり退職し,日中は派遣社員として働きながら夜は大学院で学び,外国語教育学の修士号を取得しました.そして教員採用試験を受けて高校の英語教員になりました.しかし教師として働くうちに,今度は英語の授業の方法をもっと追求したくなり,英語の授業を研究するために再び大学院に戻りました.
大学院では2015年より日本学術振興会特別研究員(DC1)に採用され,英語教師の授業の方法に関する研究に取り組んでいました.博士課程2年目の秋からは,カリフォルニア大学ロサンゼルス校の客員研究員としてアメリカに留学していました.帰国後の2018年に博士論文を提出し,博士号(言語文化学)を取得しました.2018年4月から2020年3月まで立命館大学言語教育センターで嘱託講師として英語を教え、2020年4月より現職に至ります.
最近の趣味は焼き菓子をつくること,パン屋めぐり,娘の写真をとることです.

研究内容

私は高校で英語教師をしていた経験から,英語教師の成長や英語の授業のやりかたを対象にした研究を行ってきました。特に,生徒と教師が普段は日本語で会話をしているにもかかわらず,授業のあいだは英語で会話をするということの難しさをテーマに研究してきました. 
このようなテーマを研究するために「会話分析」というアプローチを用いてきました.会話分析とは,一言でいうと,人と人とのコミュニケーションのやりかたを対象とした学問です.会話分析はそれだけで一つの学問分野ですが,私は英語教育学における知見を導くための手段として,会話分析を応用しています.従って,私の研究はいわゆる「応用」会話分析とよばれる研究に位置付けられます.


主要業績
1. Ishino, M (2018). Micro-longitudinal Conversation Analysis in Examining Co-teachers’ Reflection-in-action. System, 78, 130-147

2. Ishino, M. & Okada, Y (2018). Constructing Students’ Deontic Status by Use of Alternative Recognitionals for Student Reference. Classroom Discourse, 9, 95-111

3. Ishino, M. (2017). Subversive Questions for Classroom Turn-taking Traffic Management. Journal of Pragmatics, 117, 41-57.