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アジア・太平洋コース 教員

尾崎 茂(オザキ シゲル)

英語表記 Shigeru OZAKI
職名 教授
研究者情報 研究者データベース

学生へのメッセージ

 せっかく大学へ入ったのですから、本当に興味を持てる学問分野や授業が見つかればよいと思います。意外と難しいことですが、グローバル地域文化学部科目や全学共通教養教育には多様な授業がありますので、皆さんの知的好奇心を刺激するような授業に出会えることを祈っています。また、欧米だけではなくアジアにも興味を持ってもらいたいです。
 人それぞれに様々な人生があるので、他の人たちの目を気にしすぎずに自分自身の道を歩むことができれば、悔いのない学生生活や人生が送れるのではないでしょうか。もちろん、これも人それぞれです。まだ、将来何をやりたいかがわからない人もいると思いますが、この4年間で自分が本当にやりたいことが見つかることを願っています。自分の人生は、自分自身が作るものです。本学での4年間で是非人生の基礎を作り上げ、大学生活を有意義なものにしてください。

プロフィール(経歴、趣味、等)

 これまで、様々な大学(国立、私立)で専任教員として教鞭を執ってきましたが、大学によって色々なことのやり方が全く異なるので、日本国内であっても異文化体験という感じです。
 また、カナダ、アメリカ(大学院で修士号取得)、イギリス(大学院で修士号所得)、オーストラリア(大学院で博士号取得)、フィリピン(客員研究員)で勉強・研究をしたり仕事をしたりしてきましたが、最近は飛行機に長時間乗るのが苦手なのと研究分野の関係で、アジア圏の国へ行くことが多いです。日本から近いアジア圏の国なら、仕事だけではなく週末に気分転換に出かけることもできますし、お金も時間もあまりかからないので頻繁に行くことができます。
 趣味は、ジムに行くことです。日本でも海外でも時間があればジムへ行って体を動かしたり泳いだりしています。気分転換になりますし、老化防止にもよいのではないかと思っています。

研究内容

 以前は、言語テスト学、特に大学英語入試が高校英語教育に与える影響を研究していました。日本人は英語を何年も一生懸命勉強するのに、特にオーラルコミュニケーションという面では英語力が非常に低いということを海外に行くたびに言われたことがきっかけになっています。日本人で英語を話せる人が少ないのは、社会の中で英語そのものがほとんど必要とされないということと、オーラルコミュニケーション(特にスピーキング)を軽視した入試の内容が原因です。
 最近は英語圏の植民地だった国の英語教育に興味を持ち研究しています。これらの国の英語教育からは、学ぶことが非常に多いと感じているからです。特に、フィリピンの英語教育を社会と言語教育の関係や、フィリピン人英語教師と英語母語話者教師との比較という観点から研究しています。これは、近年多くの日本人がフィリピン人教師から英語を学んでいるのに、あまり研究がないということが理由です。また、国民の英語力と国家の経済発展との関係についても研究しています。多くの国民が英語を流暢に話せると経済発展や国家の繁栄に繋がる、と思っている人が多いようですが、本当にそうなのかということを研究しています。

主要業績

  • English Proficiency and Economic Development: Comparing the Expanding Circle and the Outer Circle (2018年 語学研究、2018年、第138号、pp. 39~72)
  • フィリピンの英語教育から日本が学べること:両国における英語教育の始まりという観点から」(2015年 語学研究、第132号、pp. 1~24)
  • 言語テスト学入門 (2008年 大学教育出版)
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