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ヨーロッパコース 教員

清水 穣(シミズ ミノル)

清水 穣
英語表記 Minoru SHIMIZU
職名 教授
研究者情報 研究者データベース

学生へのメッセージ

 ファッション、食、デザイン、車、サッカーチーム・・・シャネル、プラダ、ボキューズ、エヴィアン、ヴォルヴィック、イケア、マイセン、ベンツ、BMW、ローヴァー、フェラーリ、マンチェスターユナイテッド・・・ヨーロッパのブランドは日本であまりにもよく知られていますが、そのヨーロッパ文化の実像は相変わらず美しく遠い観光イメージに過ぎないようです。例えば皆さんは、ヨーロッパの白地図を前に、どこにどの国があるか書き込めますか?スイスの隣国はいくつありますか?どの国で何語が話されていますか?日本とヨーロッパの時差は何時間ですか?
 日本人のイメージするヨーロッパ文化、ヨーロッパでイメージされているヨーロッパ像、そして現在のヨーロッパの実態は、それぞれ様々な利害関心、信念や価値観を反映してかなり異なっています。世界が大きく動きつつある今、あるがままのヨーロッパ文化ときちんと向き合ってみませんか?

プロフィール(経歴、趣味、等)

 学生の時に語学留学2回(ミュンヘンで2ヶ月、フランスのディジョンで3ヶ月)、ドイツ政府給費留学生としてマールブルクへ3年留学し、教員になってからケルン大学の客員研究員として同地で2年過ごしました。仕事柄、大体年に1〜2度はヨーロッパないしアメリカへ行っています。大学の仕事とは別に、定期的に現代美術や陶芸の批評を書いています(『BT美術手帖』『ICC Kyoto Real Kyoto』『陶説』ほか)。趣味はピアノです。今はショパンの「舟歌」を練習中。

研究内容

 現代芸術(美術・写真・音楽・陶芸)の研究をしています。ドイツのベッヒャー・シューレ、ゲルハルト・リヒター、シグマール・ポルケ、トーマス・ルフ、ヴォルフガング・ティルマンス(以上現代美術・写真)、カールハインツ・シュトックハウゼン(現代音楽)、日本の東松照明、中平卓馬、森山大道、杉本博司(現代写真)といった作家について論じてきました。近年では関心の範囲を陶芸に広げ、『陶説』を始めとする雑誌に定期的に批評を書いています。

主要業績

訳書:
  • 『評伝ゲルハルト・リヒター』(美術出版社)
  • 『シュトックハウゼン音楽論集』(現代思潮新社)
著書:
  • 『デジタル写真論 イメージの本性』(東京大学出版会)
  • 『陶芸考 ― 現代日本の陶芸家たち』(現代思潮新社)
  • 『プルラモン 単数にして複数の存在』(現代思潮新社)
  • 『日々是写真』(現代思潮新社)
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