イベント報告

2021年度イベント報告

グローバル地域文化学会講演会「歴史学の成果を現代世界の理解にどうつなげるか?」を開催しました

 2021年7月24日(土)13:30より、オンライン(Zoom)にて、「歴史学の成果を現代世界の理解にどうつなげるか?」をテーマにワークショップを開催した。
グローバル系学部ならではの歴史に関する学びのあり方を探ることが目的であった。

 主催者趣旨報告では、近年の大学歴史教育を取り巻く状況を踏まえ、グローバル系学部において目指すべき歴史教育とその実現に向けた活動としての本ワークショップの意義を説明した。
下記リンクで視聴可能(パスコード: Hm27uQUn)。
https://us06web.zoom.us/rec/share/5yhT6KFba0d3wKlHjB0Xx9PJOtfeMewN-4LyV3YOJOv0sn9eipNBfzJ9psyLIQpV.KGuhx45556aw10Ve

 桃木至朗氏(大阪大学名誉教授)のゲスト講演は、「歴史学の成果を地域理解につなげる新しい入門書」と題し、東アジア諸国が直面する少子化や「圧縮された近代」の背景を、近世小農社会論や勤勉革命論といった歴史学の成果と関係づけて論じ、今後の課題を見通すというものであった。
現代のグローバルイシューに対する史的考察として恰好の題材であり、グローバル系学部で学ぶ歴史の好例を示した。
 
 本学部卒業生で現在国立台湾大学修士課程の洲脇聖哉氏の研究報告は、「『トゥキディデスの罠』に対する批判的考察」と題し、米中対立に関する国際政治学における議論に対し、数量的にアプローチする可能性を示した。

 最後に本学部4回生有志が「アイヌ文化と漫画表現にみる相乗効果」、「始皇帝―リーダー像と軍事力と異民族の観点から―」、「現代中国における客家文化の創出―円形土楼をめぐる表象の比較をもとに―」といったテーマの卒論構想を発表し、ゲスト講師やオンライン参加の高校教員からアドバイスや質問を受けた。高校・大学の教育をつなぎ、グローバル系学部における歴史教育を考える貴重な機会となった。

第3回キャリア説明会を開催しました

2021年7月2日(金)4講時、「グローバルキャリア・シリーズ」第3回キャリア説明会をZoomで開催しました。
今回はグローバル地域文化学部の卒業生で、現在成田国際空港で航空管制官をされている尾関允崇氏をお招きし、航空管制官の仕事についてGR学部での学びと紐づけてお話いただきました。
【講師プロフィール】
1995年生 愛知県犬山市出身
2018年 同志社大学グローバル地域文化学部アジア・太平洋コース卒業(2期生)
2018年 国土交通省入省
大学時代は体育会陸上競技部で長距離を専門に活動。
大手航空会社を第一志望に就職活動をする中で航空管制官採用試験へ合格し、現在成田国際空港へ赴任して2年。
ドライブが趣味。


参加者からは「現役の方のお話を直接聞くことができ、大変貴重な機会だった」「大学での学びがどのように生かされているのか、という点が参考になった」など航空関係の職種や国家公務員をめざす学生にとって、大変有意義な時間となりました。

グローバル地域文化学会講演会「モスクワっ子は時代劇が好き?―ロシアにおける日本語教育と日本文化研究の実態」を開催しました

 2021年6月29日(火)18:30-20:00に、zoomによる講演会「モスクワっ子は時代劇が好き?―ロシアにおける日本語教育と日本文化研究の実態」を開催いたしました。

 モスクワの国立研究大学高等経済学院(HSE University)に勤務し、トレチャコフ美術館における日本映画の上映に長年携わってきたフィオードロワ・アナスタシア先生を講師に迎え、現代ロシアにおける日本語教育や日本文化研究の事情、日本映画の受容形体についてのお話を伺いました。「欧米文化ノ実況ヲ我国ニ知ラシムル」ことを強く願い、日本にシネマトグラフを輸入した京都の実業家、稲畑勝太郎の取り組みや、「我国民生活の真相を外国に紹介して、彼我国際的感情の融和に資せんとする」目的で設立された松竹キネマの歴史に触れながら、日本とロシアの文化交流史における映画の役割が多面的に論じられました。

 明治時代以前の日本を描く「時代劇」がソビエト・ロシアで優先的に紹介され、観客から絶大な人気を集めてきた背景には、様々な政治的・文化的な要因が関係していました。ソビエト・ロシアに限らず、ヨーロッパやアメリカの映画人は、欧米諸国の「現代」とは異なる時空間(ヨーロッパの中世、未来を描くSF映画など)を表現するにあたって、しばしば、日本の文化や伝統的な美学にインスパイヤされてきました。セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の『イワン雷帝』(1945年、1958年)や、アンドレイ・タルコフスキー監督の『惑星ソラリス』(1972年)、ジョージ・ルーカス監督の『スター・ウォーズ』シリーズ等は、そのよき例です。

 ロシアにおける日本映画の進出は、1920年代後半に始まり、1960年代以来、モスクワやサンクト・ペテルブルグで毎年開かれている「日本映画祭」や、トレチャコフ美術館での日本映画上映、大学における日本映画教育という形で現代に受け継がれています。冷戦時代、ソビエト・ロシアにおける日本映画の上映には、様々な支障がありました。1951年、ヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、日本映画が世界的に注目されるきっかけを作った黒澤明監督の『羅生門』(1950年)がソビエト・ロシアで公開されたのは、欧米諸国から15年もの遅れをとった1966年のことでした。こうした状況も現在は大きく変わりつつあります。2019年、山田洋次監督の国民的人気シリーズ映画『男はつらいよ』の記念すべき第50作『お帰り寅さん』は、日本で封切られた翌日にモスクワで公開され、満席続出の大反響となりました。モスクワの大学で日本映画史を勉強している学生たちの間でも、強い関心を集めているのは、戦後の日本社会を批判的に捉えようとする現代的な作品群です。

 Zoomでの講演会には、100名を超える方に参加いただき、質疑応答では、スターリン体制下のソビエトにおける映画作り、1950年代後半における「雪解け期」の到来、1980年代末の「ペレストロイカ」に伴う映画的題材とスタイルの変化、現代ロシアにおける映画アーカイブの活動にかかわる質問が出され、現代ロシアにおける日本映画やアニメ、漫画の人気をめぐる議論が展開されました。

 Zoomのチャット機能を用いたアンケート調査も実施され、ここで得られたデータをロシアの教育現場にも役立たせて行きたいとフィオードロワ先生は語っていました。

第2回キャリア説明会を開催しました

2021年6月11日(金)4講時、「グローバルキャリア・シリーズ」第2回キャリア説明会をZoomで開催しました。
今回はソニー株式会社 経営企画部門の担当部長 渡辺靖氏を講師にお招きし「グローバルに、自由に楽しく働くこと」と題して、国際企業に入社する意味合い・海外駐在・経営企画のお仕事・就職活動のノウハウ、さらにはSONYについてなど盛りだくさんなお話をしていただきました。

【講師プロフィール】
1998年に同志社大学法学部法律学科卒業。ソニー株式会社に入社し、PC(VAIO)の経営企画を担当。
2003年にソニーグループ本社にてグループ全体の経営改革・構造改革を推進。
2012年からソニーの米国法人(カリフォルニア州)へ海外赴任。
2016年に帰国。統括課長。現業に併せ、早稲田大学ビジネススクール(大学院)にて、招聘研究員としての活動を2018年から開始。
2018年、担当部長に昇格。現在に至る。


◆この講演内容は、下記のリンクから視聴が可能です。
 ※視聴には同志社大学のアカウントとパスワードが必要です。
 ※Zoomのパスコードは、別途e-mailでお知らせいたします。
第2回キャリア説明会「ソニー:グローバルに、自由に楽しく働くこと」

見逃した方、ご興味のある方は是非ご覧ください!

第1回キャリア説明会を開催しました

2021年5月21日(金)5講時、「グローバルキャリア・シリーズ」第1回キャリア説明会をZoomで開催しました。
今回はグローバル地域文化学部の卒業生、株式会社Value取締役の樋口麻美氏を講師にお招きして「グローバルキャリア奮闘記―日本と東南アジアをつなぐサービスを起業」と題し、ご自身の幼少期から学生時代の話、就職や起業についてお話いただきました。
年齢の近い先輩が講師とあって、当日はたくさんのご質問をいただき、盛況のうちに終了となりました。

【講師プロフィール】
幼少期は父の仕事の都合で、アメリカ、南アフリカ、オーストラリアで暮らしていた経験から、異文化に触れることが好きで、本学グローバル地域文化学部に入学。大学時代に没頭していた、東南アジアで行うボランティアの活動が人生の分岐点となり、就職は社会問題に取り組みたいと思い、新卒で就活問題に取り組む人材ITベンチャーに入社。現在は、東南アジアと日本をSDGsビジネスでマッチングする事業を立ち上げ起業。

◆この講演内容は、下記のリンクから視聴が可能です。
 ※視聴には同志社大学のアカウントとパスワードが必要です。
 ※Zoomのパスコードは、別途e-mailでお知らせいたします。
第1回キャリア説明会「グローバルキャリア奮闘記―日本と東南アジアをつなぐサービスを起業」

見逃した方、ご興味のある方は是非ご覧ください!